みなさんこんにちは。
12月になり日に日に寒さが増してきましたね。
仙台でも今週末から夜は0°を下回る日も出てくるようで、いよいよ冬本番という気がいたします。
ところで、皆様はこれから家を建てる場合、一番重視したいことは何でしょうか?
とある住宅情報サイトのアンケートによると、住宅購入者が重視することは、1位耐震性、
2位耐久性、3位省エネルギー性という結果だったようです。
デザインや間取りの使い勝手も大事ですが、今は多くの方がせっかく買うなら「丈夫で長持ちし、快適なお家がいい」と思っていることが分かりますね。
住まいは長い時間を共にする場所。
だからこそ、あなたや大切な人の健やかなくらしを送るために、快適で安全な場所にしておきたいですよね。
今回は快適な住まいを作るために欠かせないお家の断熱について、大切なことや厳しい寒さの日でも健やかに安全に生活するための工夫をご紹介します。
そもそも住宅の性能を判断するときに使われる「省エネ基準」とはどんなものでしょうか。
私たちが住むマンションや一戸建などの建物には「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律(建築物省エネ法)」という法律が定められており、建物の規模や地域によって、求められる断熱性能が決まっています。
また、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づく住宅性能表示制度では、建物の断熱性を客観的に評価し「断熱等性能等級」を付与する仕組みがあるのです。
ですが、これまでの日本の断熱基準は20年ほど前から変わっておらず、先進国の中では最低レベルの位置づけであることに加え、この基準を守るかどうかは企業の努力義務にとどまっていたため、「冬寒く夏暑い」住宅を建てても問題とならないような状況が長年続いていたのです。
快適に暮らせる家とは何かを考えた時、人が室内で過ごすときに感じる「快適温度」が一つの指標となります。
一般的に冬は「20~22℃」、夏は「26℃~28℃」が快適な温度であると言われていますが、人が感じる暑さや寒さには湿度も大きく関係しています。冬は「55~60%」夏は「45~60%」が「快適湿度」なので、この両方を満たすときに人は過ごしやすいと感じるのです。
人が長く過ごすLDK等は空調機器で快適な温度にしても、廊下や洗面・脱衣所などで「寒い!」と感じた経験はみなさんおありなのではないでしょうか。
暖房で温めた部屋から冷えきった浴室へ移動した場合等に起こる温度変化が体に与えるショックを「ヒートショック」と言います。
東京都健康長寿医療センター研究所の報告によると、2011年の1年間でヒートショックに関連した死亡者数は約17,000人と推計されています。今年の熱中症の死亡者数が1387名でしたので、その10倍以上の方が亡くなっているということです。
ヒートショックを防ぐには、できるだけ家全体の温度差をゆるやかにする工夫や、家自体の断熱性能が大きく影響します。
ではどうすれば家の断熱性を高め、部屋ごとの温度差を小さくできるのでしょうか。
住宅において、熱は50%が窓から、20%が壁から逃げると言われています。
窓を最小限にして、家から逃げる熱を少なくすることも一つの手段かもしれませんが、無印良品の家では断熱性能の高い「トリプルガラス」のサッシを標準設定にすることで窓を大きく取りながら暖かく暮らせる家を実現しています。
「無印良品の家」の窓ガラスは、内外2枚をLow-Eガラスとし、そこに空気に比べ熱伝導率を約30%抑えるアルゴンガスを封入することで、優れた断熱性能を発揮します。
中間ガラスには、厚さわずか1.3mmの特殊薄板ガラス(透明ガラスの場合)を用い、トリプルガラスでありながら、複層ガラス並みの軽さを実現。
サッシの素材には、風雨にさらされる室外側には耐久性・耐火性に優れたアルミを、室内側には外気の影響を最小限に抑える、熱伝導率がアルミの1/1,000と言われる樹脂を使用しているので、耐久性と断熱性能を両立させたハイブリッド窓になっているのです。
断熱性能にこだわっているのは窓だけではありません。
「無印良品の家」の壁は、外断熱に加えて、柱の内側に断熱材を充填し内断熱を行う「ダブル断熱工法」を標準採用。
内断熱だけの場合、柱や梁などの構造材が熱の逃げ道になってしまいますが、この部分を外断熱がすっぽりと包み込むため、高い断熱性能を実現します。
下の画像は、物体の表面温度を計測することのできる機械で、無印良品の家仙台北店の室内から、壁面と窓ガラスの表面温度を計測した結果です。計測日は12/10(日)外気温は約10°です。
ダブル断熱を施した壁面とガラス面の温度差が1度ほどしかないことが確認いただけるかと思います。
壁と同じくらい窓ガラスから熱が逃げていないということですので、冬にガラスの近くにいるとひんやりと冷気を感じて寒かったり、室内の水蒸気が窓ガラス面で冷やされて結露が起こり、床材が腐食したりカビが発生したり…といったことも起こりずらいのです。
窓面が大きいことは開放的で気持ちが良いだけではありません。
庇を使って夏の直射日光をカットすることによって、冬の日射を最大限生かし、室内を暖めることもできます。
仙台北店では夏場の日射対策+@として、つた植物を植えたりもしていました。
落葉樹をお庭に植栽として植えれば、夏は日射を遮り、冬は葉を落とすことで建物内に日差しを入れるといった効果も見込めますよ。
東京都は2025年4月以降、新築住宅へ太陽光発電設備を設置することを義務化する方針を決定しました。
無印良品の家にも太陽光発電パネルや畜電池を設置していただく事は可能ですが、自然のエネルギーを活用することで、そもそも住宅で使うエネルギー自体を少なくしていくようなご提案をさせていただいております。
暖かく安全に暮らすには、性能に加えてレイアウトや家そのものの設計も重要です。
仙台北店は下の画像のような間取り。広さは上下階合わせて30.8坪ですが、基本的には一階についているエアコン1台で空調を行っています。
断熱性能が高い建物は断熱性能が低い建物と比較すると室内が暖かく保たれており、ひとつの部屋を閉め切って温める必要がないため、家全体の寒暖差が生まれづらくなります。これによってヒートショックの心配も軽減されることになるのです。
快適な家づくりに必要なことは
・断熱性能が高い(高気密高断熱)こと
・家全体が均一に暖かくなる工夫がされていること
この二つと言えるのではないでしょうか。
無印良品の家は国内トップクラスの断熱性能と、家全体が均一に暖まる一室空間の構造によって、安全で暖かい家づくりを行っています。
季節ごとに冷暖房が必要になるのは仕方のないことですが、省エネ基準が高い住宅では光熱費が低く抑えられるため、長期間で見ると光熱費に大きな差が生じます。
これから住宅を検討される方は、イニシャルコストだけでなくランニングコストにも目を向けてみてはいかがでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
無印良品の家では毎月見学会イベントを開催しています。
実際の建物を見てみたいと思っていただいた方は下記URLよりご予約下さい↓
〇「木の家」&「窓の家」2棟同時見学会 12/23(土)、12/24(日)
〇その他のイベント情報は無印良品の家仙台北店HP「イベント情報」をご覧ください
https://www.muji.net/ie/modelhouse/sendaikita/
皆様のご来場をお待ちいたしております。
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